お正月だから、という訳ではないのですが、ここ最近手が回っていなかった私刑類纂の打ち込みというかOCRの修正というかを行っています。
しかし、まぁ一日に2ページくらいです。
今日はp.53-54を打ち込みました。
- 鵜坂神社の尻打祭
- ○○と淫交せし者
- 後妻打
- 親の許さぬイタズラ娘
といった内容です。(○○の部分は差別用語なので伏せ字にしています)
相変わらず酷い内容が並んでいます。一つ例に出しますと、こんな感じです。
▲鵜坂神社の尻打祭
平安朝の頃、越中國婦負郡鵜坂神社にて行はれしといへる「尻打祭」は、多淫の女に對する神事としての刑罰なり、當日神主禰宜等立會ひて、其年媾曳せし男の數だけ尻を打ちしなりと云ふ
此變態と見るべき近江筑摩の鍋かむり祭は、今尚其形式存在すといへども、右の尻打祭は早く廢りて、今は同地方の人々も知らざる者多しと聞く
先年富山縣廰内務部にて古記錄を調査せしも、何等得る所なく、何時頃迄行はれし事なるかも不詳なりしと云ふ、然れども我輩察するに、源俊賴の家集に「いかにせむ鵜坂の森に身はすとも君が笞の數ならぬ身を」とあるを始めとして、多くの古書に散見する所なれば、全くの妄誕虛說にはあらざるべし、且つ郡名のネイ卽ち婦負といへるも、婦が笞を負ひしといへるに因めるならんかと思ふ
大変興味深いですね。